エレベーター保守費用を削減!契約内容の見直し方とは?


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エレベーター保守費用を適正化!契約内容の見直し方法などを解説

エレベーター保守費用を適正化!契約内容の見直し方法などを解説

安心かつ安全にエレベーターを使用するうえで、定期的な保守点検は必要不可欠です。通常、エレベーターのメンテナンスは、新築時に設置工事を行った業者に委託することが多いですが、費用面で課題を抱えるケースも少なくありません。保守費用を削減するにあたり、契約内容の見直しを行うことは重要なポイントです。こちらでは、保守費用に関する課題や契約内容の見直し方法などについてご紹介いたします。

エレベーター保守費用の課題・契約内容を見直す必要性


エレベーター保守費用の課題・契約内容を見直す必要性

エレベーター保守費用の現状と課題
エレベーターのメンテナンス契約には、大きく分けてPOG契約とフルメンテナンス契約の2種類があります。

 

◆高額な保守費用に苦しむマンション管理組合

エレベーター保守費用は、マンション管理費の中でも大きな支出項目となっています。年間100万円を超える高額な費用を支払っている管理組合も存在し、これは家計への大きな負担となっています。高額な費用の原因は、長年ロックインされたエレベーターメーカー系業者との契約にありました。

 

メーカー系業者への長期ロックインが問題

エレベーター保守費用が高止まりしている主な理由は、メーカー系業者への長期ロックインです。従来、エレベーターの保守点検はメーカーしか行えなかったため、長期にわたってロックインされ、競争原理が働かず高額な保守費用を強いられてきました。

しかし、近年はエレベーターの老朽化、メーカーによる価格競争の回避、独立系業者の台頭などの影響で、この状況が変わりつつあります。独立系業者は、メーカー系業者よりも安価な保守を提供できるため、メーカーロックインを解消する選択肢として注目されています。

マンション管理組合は競争入札を実施したり、専門家によるアドバイスを受けたりすることで、より安価な業者を選ぶことができます。

 


保守契約の見直しでコスト削減が可能

POG契約への変更は選択肢の一つ

フルメンテナンス契約は、消耗品の交換・補充、故障や劣化した部品の修理・交換まで、すべて保守料金に含まれています。ただし、月々の保守料金は比較的高額です。POG契約は、保守に必要な消耗品(電球・ヒューズ・リード線・オイルなど)の交換・補充のみが保守料金に含まれます。故障や劣化した部品の修理・交換は別途費用が発生しますが、月々のコストが比較的安価です。従来のフルメンテナンス契約からPOG契約に切り替えることで、ランニングコストを大幅に削減できる可能性があります。

 

独立系業者への切り替え

従来のメーカー系業者から独立系業者へ切り替えることで、エレベーターの維持管理費用を大幅に削減できます。具体的には以下のメリットが期待できます。

 

【定期点検費用の削減】

独立系業者は、メーカー系業者に比べて人件費や管理コストを抑えられるため、定期点検費用を安く設定できます。例えば、年間60万円だった点検費用が、30万円に半減するケースも少なくありません。

 

【標準価格での部品購入】

独立系業者はメーカー純正品だけでなく、汎用性の高い代替品も取り扱っています。そのため、部品代をメーカー標準価格よりも安く抑えることができます。例えば、100万円だった部品を30万円で購入できたという例もあります。

 

【メーカーロックインから解放】

メーカー系業者と契約した場合、自社製のエレベーター以外への切り替えが難しくなります。しかし、独立系業者であればメーカーや機種に縛られることなく、比較的自由に選択できます。

 

POG契約への変更と独立系業者の選定が、エレベーター保守費用を削減するカギとなります。

保守契約の見直しステップ


保守契約の見直しステップ

現行契約内容の確認

まずは現在の保守契約の内容を確認することが重要です。契約内容によっては、無駄な費用を払っている場合があります。例えば以下のような点に注目します。

  • 保守契約の種類(フルメンテナンスまたはPOG)
  • 月額の保守料金
  • 定期保守点検の回数
  • 部品交換費の有無
  • 故障時の対応費用の有無
  • 契約期間
  • 特約事項(夜間・休日の緊急出動費用など)

 

現行契約の内容を確認し、コスト面や必要なサービス内容が適切かどうかを見極めることが、保守契約の見直しの第一歩となります。

 

 

見積もりの比較

エレベーター保守点検の費用は業者によって異なります。そのため、同一の内容で複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。具体的には、2~3社程度から見積もりを取るとよいでしょう。同じ条件で比較ができるよう、保守内容や対象設備など、見積もり依頼時に条件を統一することがポイントです。保守費用の金額、保守内容(点検・修理などの範囲)、対応体制(緊急時の対応、連絡体制など)といった項目で業者間の違いを比較できます。

 

◆比較のポイント

  • フルメンテナンス契約とPOG契約、両方の見積もりを取る
  • 同等の内容(清掃・点検・部品交換の有無など)で比較する
  • メーカー系と独立系の業者から見積もりを取る

このように複数の業者の見積もりを比較することで、最適な保守業者と契約内容を選定でき、費用を大幅に抑えられる可能性があります。

 

 

長期的なコストシミュレーション

エレベーターの保守契約は、長期的なコストを試算することも重要です。例えば、比較的新しいマンションであれば、当面はPOG契約のほうが安価となるケースがあります。一方、設備の老朽化などで修理費用が高額になる場合、最終的にはフルメンテナンス契約のほうが経済的になることもあり得ます。

管理組合としては、保守契約の長期的なコストシミュレーションを行い、どちらがトータルで安価になるか検討する必要があります。数年~10年程度のスパンでシミュレーションを行い、長期的な視点から適切な契約形態を選ぶことをおすすめします。

 

 

新規契約への切り替え

複数の業者から見積もりを取得し、価格やサービス内容、対応エリアなどを比較検討します。その結果に基づいて条件のよい業者を選定後、以下の点について交渉します。

 

◆既存業者との交渉

  • 解約時期
  • 解約違約金
  • 未払い料金
  • 保守履歴の引き継ぎ

 

◆新規業者との契約交渉

  • 保守料金
  • 保守内容
  • 契約期間
  • 支払い条件

新旧業者との交渉が完了したら、正式に契約を締結します。

 

 

定期的に契約内容の見直しを!

エレベーター保守契約は、長期的な視野に立って定期的に内容を見直すことが重要です。状況の変化に応じて、適切な契約形態やメンテナンス内容を検討し、コストを最適化していく必要があります。

具体的には、以下の点検サイクルをおすすめします。

 

契約更新時期 見直し内容
1年ごと 料金の適正化確認
3年ごと 契約形態(FM・POG)の見直し
5年ごと 業者の入れ替え検討

料金の値上げ要求やエレベーターの使用状況の変化などに応じて、柔軟に対応することが大切です。状況に合わない契約を続けるとコストが高止まりしてしまいます。定期的な見直しを心がけ、安全性を損なうことなく経済的なエレベーター管理を実現しましょう。

エレベーター保守費用を抑える省エネ対策とメリット


エレベーターの省エネ対策は保守費用の削減だけでなく、建物全体の光熱費削減にも貢献します。以下に、主な省エネ対策とそのメリットをご紹介します。

◇最新技術の導入


◆インバータ制御

  • 消費電力を大幅に削減
  • 乗り心地の向上


◆LED照明

  • 長寿命で交換頻度が少ない
  • 消費電力が蛍光灯の約1/3


◇待機電力の削減


◆省エネ型の制御盤への交換

  • 待機時の消費電力を最大70%削減


◆センサー制御の導入

  • 不要な照明や換気扇の稼働を抑制


◇運転制御の最適化


◆群管理システムの導入

  • 複数台のエレベーターを効率的に制御
  • 待ち時間短縮と省エネを両立


◆時間帯別運転制御

  • オフピーク時の稼働台数を調整


これらの対策を実施することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 電気代の削減
  • CO2排出量の減少
  • 設備の長寿命化
  • 利用者満足度の向上


さらに、これらの省エネ対策は建物の環境性能評価(CASBEEなど)の向上にも寄与し、不動産価値の維持・向上にもつながります。定期的な保守と併せて省エネ対策を実施することで、エレベーターの長寿命化と運用コストの削減を同時に実現できます。初期投資は必要ですが、長期的な視点で見れば大きな経済的メリットが得られるでしょう。

エレベーター保守に関するご相談なら大阪エレベーターへ


近年、エレベーター保守費用の高騰でお困りの企業様や建物の管理者様が増えています。保守費用の削減に取り組むなら、契約内容の見直しなどを行うことも重要といえます。

大阪エレベーターでは、長年にわたり培ってきた豊富な経験とノウハウを活かして、お客様のご要望に沿ったサポートをご提供いたします。24時間365日体制で、万が一の故障やトラブル発生時にも迅速に対応し、お客様の不安を短時間で解消できるよう心がけております。エレベーター保守に関することなら、お気軽にお問い合わせください。

 

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